ウイルス性肝炎

ウイルス性肝炎とは、肝炎ウイルスに感染することで起こる疾患です。一般的によく知られているのはB型とC型の2種類ですが、それ以外にもA型、D型、E型の3種類の肝炎ウイルスがあります。ここでは、B型とC型についてご説明します。

B型肝炎

B型肝炎ウイルス(HBV)は、血液や体液を介して感染します。主な感染経路は、以下の原因に分けられます。C型肝炎とは異なり、感染を予防するワクチンがあります。

●水平感染

  • ・輸血や注射針の使い回し
  • ・入れ墨やピアスの穴あけなど適切な消毒などを行わずに使用した場合
  • ・性交渉

●垂直感染

  • ・B型肝炎に感染している母親から生まれた新生児への母子感染に分けられます。

水平感染

垂直感染

B型肝炎ウイルスの主な治療法は、インターフェロン(IFN)や拡散アナログ製剤になります。

●インターフェロン療法

私たちがウイルスに感染すると、そのウイルスに対抗できるように体内で物質が作られます。その一つがインターフェロンという物質で、ウイルスを抑制や排除する働きがあります。インターフェロン治療では、人工的に作られたインターフェロンを投与し治療を行っていきます。詳しくは、医師または医療関係者へご相談ください。

●核酸アナログ治療

核酸アナログ製剤は、ウイルス増殖を直接抑える効果のある薬剤です。治療効果が高く副作用が少ない治療ですが、長期投与による薬剤耐性ウイルスの出現や、投与中止後にウイルスが増加するなどの問題点もあります。詳しくは、医師または医療関係者へご相談ください。

C型肝炎

C型肝炎ウイルス(HCV)は、血液を介して感染します。C型肝炎の感染者の多くがC型肝炎ウイルス発見前の輸血や注射針の使い回しによるものでしたが、現在では注射針の使い回しを行わなくなったため、入れ墨やピアスの穴あけ、覚せい剤による感染が増えています。

C型肝炎には未だに感染を予防する有効なワクチンはありませんが、ウイルスを駆除する効果のある医薬品が開発されました。

水平感染