[肝臓とは]

肝臓は身体のどこにある?

肝臓は、右側の肋骨の下、腹腔と呼ばれるお腹の中に位置しています。重さは0.9~1.4kgあり、体のなかで最も大きな臓器です。

肝臓には、心臓から血液を運ぶ肝動脈、腸から血液を運ぶ門脈、血液を送り出す役割の肝静脈の3種類の血管があり、毎分およそ1. 5リットルの血液が運ばれてきます。これら3種類の血管の他に、肝臓内で作られる胆汁を腸まで運ぶ胆管という管もあります。

肝臓の役割は?

肝臓の主な働きは3つあります。

  • 解毒機能

    体内に入った有害な物質
    (薬剤やアルコールなど)を解毒し、
    無害な物質に作り変えます。

  • 生成機能

    肝臓でつくられた老廃物を流す
    胆汁という黄色の液体の
    生成と分泌を行います。

  • 貯蔵機能

    食事などからとった糖質・たんぱく質・脂肪を
    グリコーゲンとして肝臓に貯蔵し、
    必要に応じて体内にエネルギー源として補給します。