腹部超音波検査
(エコー)

腹部表面に超音波を発信する「プローブ」をあて、内臓に反射して返ってくる超音波をとらえて内臓の状態を画像として映し出す検査法です。目的に応じて様々な方法が行われます。

検査値名 説明
超音波検査
(Bモード)

非侵襲的な検査で肝臓の大きさや肝臓の表面、脂肪の程度、血管や肝臓内の状態をみることで、肝硬変への進展や脂肪の沈着の程度、肝がんのスクリーニングなどを行います。

外来や病室でも簡単に検査ができて、患者さんの負担が少なく繰り返し実施することも可能なため、画像検査として最初に行われます。体格などにより描出には差がみられます。また、肝癌診療ガイドラインでも最初の肝癌のスクリーニング検査として位置づけられています。

造影エコー

主に肝がんの有無を確認するのに用いられ、静脈注射や点滴で「造影剤」と呼ばれる肝癌などを見やすくするための薬剤を注入して検査する方法です。最近の技術では2cm以下のがんも発見することが出来ます。腎機能低下、透析症例でも安全性の高い検査と言われています。

超音波エラストグラフィ

肝臓の硬さを調べる検査法であり、肝臓の線維化評価法として、肝生検の代替検査としての意味合いがあります。メーカーによって呼び方は異なりますが、SWE(シェアウェーブエラストグラフィ)と呼ばれています。肝生検と異なり針を刺さなくても行えることから、患者さんの負担が少なく肝硬変へ至る度合を評価できる検査として注目されています。

※ SWEの基準値は、施設や機器メーカー、機種により異なります。

監修:虎の門病院 肝臓内科 医長 斎藤聡先生