NASH・NAFLD
(非アルコール性脂肪肝炎・
非アルコール性脂肪性肝疾患)

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD:ナッフルディー)とは、アルコールやウイルスなどを原因としない脂肪肝の総称です。NAFLDは肥満や糖尿病、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の肝臓における表現型として発症し、お酒をあまり飲まない人でもアルコール性肝障害の人のように肝疾患が進行します。2010年に実施された日本での大規模調査(JSG-NAFLD)によると、約1,000~2,000万人の人がNAFLDであると推定されており、肥満やメタボリックシンドローム患者の増加に伴い年々患者数が急増しています。

NAFLDには、肝細胞に脂肪が沈着するだけの単純性脂肪肝(NAFL:ナッフル)と、脂肪肝から炎症や線維化を伴い、肝硬変や肝がんなどに進行する可能性のある非アルコール性脂肪肝炎(NASH:ナッシュ)があります。
肝臓の病気と言えばお酒やウイルス性肝炎を思い浮かべる人がおおく、「脂肪肝くらいなら大丈夫」だと考える人が多いかもしれませんが、約1,000~2,000万人のNAFLD患者のうち20~30%がNASHであると推定されています。

治療に関しては、食事や運動などによる肥満や生活習慣病の早期治療が基本となります。脂肪肝と診断された方はきちんと医療機関で診断を受け、病気が進行する前に生活習慣病を改善することが大切です。