NAFLD/NASH

NAFLD
(非アルコール性脂肪性肝疾患)

非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD:ナッフルド/ナッフルディー)とは、アルコールやウイルスなどを原因としない脂肪肝の総称です。NAFLDは肥満や糖尿病、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の肝臓における表現型として発症し、お酒をあまり飲まない人でもアルコール性肝障害の人のように肝疾患が進行します。2012年の大規模疫学調査によると日本人のNAFLD有病率は29.7%と報告されており、肥満やメタボリックシンドローム患者の増加に伴い年々患者数が急増しています。

NASH
(非アルコール性脂肪肝炎)

NAFLDには、肝細胞に脂肪が沈着するだけの単純性脂肪肝(NAFL:ナッフル)と、肝細胞が壊されて機能しなくなり、脂肪肝から炎症や線維化を伴い肝硬変や肝がんなどに進行するリスクのある非アルコール性脂肪肝炎(NASH:ナッシュ)があります。
肝臓の病気と言えばお酒の飲み過ぎやウイルス性に感染することによる肝炎を思い浮かべる人が多く、「脂肪肝くらいなら大丈夫」だと考える人が多いかもしれませんが、実際はNAFLD患者のうち20~30%が上記のようなNASHであると推定されています。最近の研究ではNASHへ病態が進行することよりも、肝臓の線維化がどの程度進んでいるかの方が重要だとも言われており、いずれにしても早期に検査を受け肝臓の状態を確認することが大切です。

治療

治療に関しては生活習慣病との関連が強く、基本的には食事や運動によるライフスタイルの改善などが早期治療の基本となります。脂肪肝と診断された方はきちんと医療機関で診断を受け、病気が進行する前に生活習慣を改善することが大切です。