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フィブロスキャン検査の流れ
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フィブロスキャン検査とは?

フィブロスキャン検査とは、肝臓の硬さと肝臓の脂肪量の度合いを測定する検査方法です。測定結果が数値で表示されるため、治療前後の数値を比較し病態が改善されているかどうかといった評価に用いることができます。

肝臓の硬さと肝臓の脂肪量

フィブロスキャン検査の流れ

検査姿勢
ベッドに仰向けに寝転び、右手を頭の下に置きます。
からだを左側に反った姿勢を取り、測定がしやすいよう肋間を広げます。
必要に応じて左足の上に右足を乗せます。
検査前の準備
胸の下あたりまで洋服をまくりあげ、測定ができるよう準備します。
右わき腹の辺りにエコーゼリーを塗ります。

測定

右わき腹にあてたプローブから振動と超音波を送り、肝臓の硬さと脂肪量を同時に測定します。このとき軽くトントンと叩かれるような軽い振動を感じますが痛みや出血の心配はありません。

基準値

フィブロスキャン検査の基準値は疾患により異なります。
検査結果の解釈に関しては、受診した医療機関の医師にご相談ください。

肝硬度検査(VCTE)

肝脂肪量検査(CAP)

よくある質問

検査の前に食事を取ってもいいですか?

検査の3時間前までに食事を済ませてください。
食事を取られていると、測定値が高くなる可能性があります。

どんな服装で行けばいいですか?
胸の下あたりまで洋服を捲り上げるので、上下が分かれた服装で来てください。
女性の方は、ワンピースの着用は避けてください。
痛みや出血などはありますか?

からだを傷つけることのない非侵襲的な検査のため、痛みや出血の心配はありません。
トントンと叩かれるような軽い振動を感じます。

入院する必要はありますか?

入院の必要はありません。測定時間は、約1~5分程度になります。

エラストグラフィとフィブロスキャン検査の違いはなんですか?

エラストグラフィとは生体組織の硬さを検査する方法で、フィブロスキャン検査は肝臓の硬さを測定するエラストグラフィの一種です。フィブロスキャン検査は2003年からヨーロッパで使われており、肝臓のエラストグラフィのパイオニアとして世界中の多くの国々で用いられています。また、この検査に使用されている技術は成熟しているため、機種間による数値の違いが無く信頼性の高い検査として様々なシーンで活躍しています。